ご注意ください。このブログは,現時点で点数が取れている子に書いていません(笑)
点数が取れないと嘆いているあなたにお伝えしたくて書きます。もしご興味あれば読んでください。今回のブログであなたに伝えたいコトは
テストで点数が取れる歴史の勉強です。
僕(いとしょー)のプロフィールです
2001年から塾業界に就職。小中等部で校舎担当を17年間勤める。高等部の授業を4年間兼任した後,社会科座長を勤める。エリア長として10を束ねて過去最高の在籍数を出すも降格。
辞意を伝えるも慰留頂き(笑),映像予備校のFC部門へ。半年で校舎担当になり,1年目で100名超,3年で150名校舎となるも実績認められず転職。そして転職失敗(笑) ただ今起業準備中。
営業活動,上司とのコミュがへたっぴな僕ですが,現場では,毎年100件を超える面談実施と実績でご好評頂いてきました。勉強方法を,全力でお伝え致します。
保護者様がご覧になって,お子様に伝え下さるとより効果的です。
テスト勉強はせめて3週間前には準備。
2週前には計画,ワークを開始。
1週間前は教科書を解いて最終チェック。お伝えくださいませ。
勉強はね
正しい手順で,自分に合わせた勉強を毎日続けることができたら必ず点数が取れるようになります。
そういう意味ではスポーツより,野球よりサッカーより必勝法があるかもしれない。
スポーツは過酷だと思います。まずレギュラーにならなくちゃいけない。そのレギュラーになるには監督に認められなくちゃいけないでしょう。ホント大変ですよ。
しかもトーナメント戦って過酷… 2年間練習してきて,やっとつかんだレギュラーの座。1回戦で超強豪。笑えない…
スポーツするのも観るのも好きですが,人生を捧げる方々って,どこか針が飛んでるのでは?と思います。だからこそのスーパープレイ。リスペクトしかないです。
勉強は基本的に総当たり戦です。入学試験は,全員がいきなり決勝戦に参加できるようなものです。運の要素はさほどないでしょう。まさに実力勝負の世界…
ただ勘違いしてほしくないことは…
必勝法があっても必殺技がある訳ではないということです。「勉強のコツがある」なんて,真っ赤なウソ(笑)
「勉強のコツ」って,スグ点数が取れるようになるということでしょう。ぜったいにありえないって(笑)
解き方のポイントならあります。でもね,今日やって明日できるってほど勉強は甘くない。
中学生の勉強だってさほど少ない量ではないし。ドラえもんの暗記パンがあったところで5教科分も食べられない(笑)
やっぱりね,日々の積み重ねと考えてほしいです。この段階でもう面白くない話になっていますね(笑) 「おもろくない校長先生の話となんも変わらんやん」ってね。
(全国の校長先生,申し訳ありません)
ただし,点数が取れるようになることは間違いない。困っているようでしたら,ぜひ最後まで読んでください。
さてそれでは本題。どうやって社会の点数をとりましょうか。
まずは間違ったテスト勉強
テスト1週間前から(遅い子は3日前から)学校のワークをカリカリ頑張ってませんか。〇付け×直しして「やることはやったし」なんて思っていませんか。
ぜんぜんやることやれてないですよ(笑)
部活でね,試合前にちょちょっと試合形式の練習したところで勝てないでしょう。勝てたとしたなら「よほど相手が弱い」か「あなたの裏の努力がハンパない」か。
世の中,1日3時間の自主練習をしていて「こんなもん努力じゃない」と言える人がいる。特殊ケースですね。かなり大物になります。友人にいるなら必ず仲良くなっておきましょう(笑)
学校のワークだけを頑張る勉強は「100%間違った勉強方法」です。「丸暗記」を目標に頑張っている訳でしょう。
なぜ丸暗記戦法を間違っていると言い切っているのか。
「丸暗記するだけでいい」と考えているからであり,この方法が最も楽に点数取れると考えているからです。
楽をしようとしてはダメ。最短を行こうとしてはダメ。コツコツ積み重ねることが最も効果的です。
繰り返しますケド。
勉強に必勝法はあっても必殺技はありません。「これさえやっておけばいい」なんてことはないんです。
もしも,教科書を全文丸暗記するなら,まだ納得できます。理解すら丸暗記しようっていうのですから,メッチャしんどいですけどね。お勧めはしない…です。
1問1答を否定しているわけではないです。しかし1問1答を万能とするのは間違っています。かなり限定的な力がつくだけです。
友人で「丸暗記戦法」で点数取っている子がいても,中2,中3,受験前のいずれかで壁はくる。考え方を変えていきませんか…?
歴史だったら基礎知識から始める
基礎知識を必ず勉強しましょう。学校のワークを解く前に!ですよ。こちらが歴史の基礎知識。
- 日本の時代名を古い順にさらさらと言える
- 中国王朝を古い順にさらさらと言える
「 」を一息で読み上げましょう。1日3回音読したら頭に入りますよ。
「縄文・弥生・古墳・飛鳥」「奈良・平安・鎌倉・室町」「安土桃山・江戸・明治」「大正・昭和・平成・令和」リズミカルに頑張ってください(笑)
「殷(いん)・周・秦(しん)・漢・隋(ずい)・唐(とう)・宋(そう)・元・明(みん)・清」「中華民国・中華人民共和国」こちらもリズミカルに覚えましょう。
点数が取れない子は次のようなことを言います。
「今回のテスト範囲は平安時代しか出ないから覚えたって意味がない」そりゃ点数取れんですよ。
いつの時代の話かわからないで,用語が頭に入る訳がない。それぞれの時代にはそれぞれの特徴があります。それらを無視して語句だけ頭に入れようってのはムリがあります。
また,考えすぎも時間がかかってもったいない。
「御成敗式目」と「公事方御定書」の内容を詳しく区分する必要なんてありません。「鎌倉か江戸か」で十分ですもの。北条か徳川か…,ここまでです。
他の教科の勉強を頑張らばないとね(笑)
テスト勉強はここからスタート
歴史の勉強は,理解のため3周することがポイントです。1周目から全部こなそうとうするからやりきれない… なんなら2周目まででも点数はけっこう取れます。順番に理解しておきましょう!
1周目:政治史,外交史
➠ 権力者について勉強しましょう。
2周目:社会史
➠ 庶民の生活について勉強しましょう。
3周目:文化史
➠ こればかりは丸暗記することも…
1周目:政治史&外交史
「誰が」「どのように世界を治めている」のか勉強しましょう。政治史を押さえたら勝手に外交史も勉強しています。②③やらんでも点数は取れる。
2周目:社会史
「庶民が」「どんな生活をしている」のか勉強しましょう。鎌倉時代からちょいちょい出てきます。室町,江戸はテストで頻出です。
①を押さえていないと,②が頭には入りません。まずは①で誰の時代かを言えるようにしておきましょうね。
3周目:文化史
100点満点で10点出題されるかどうか。①②を反復した方が点数になりますよ?
これらをノートに書き出せておくとベスト。理解できてしまえば,ノートでなくても別にいいかな。ワークで勉強を進めても問題ありません。
ところで。
「教科書を読むだけで頭に入る」子ってどれだけいるんでしょう…?読んでいるだけの子で「さすがだね」と言えたことはほぼないな。
僕の教え子で過去に3人いました。大阪市立大に合格した子と静岡大,あと一人…,忘れちゃった(汗) でもそれだけです。
地域トップ校の子だって,正直そこまで社会(特に歴史)できない。中学生で社会マニアだった子でも偏差値60には届かない。
まずは基本知識。次に理解です。しっかりポイントを押さえる勉強をしておきましょう。
「どうして承久の乱がおきたの?」「なんで御成敗式目を制定したの?」
理解のために教科書を読むのは効果的。今の教科書は本当によくできています。
さらに先生に質問。塾講師に聞いてもいい。知らなくても一生懸命調べてくれる。そしたら学校のワークにGOです。
「学校のワークさえ勉強したらテストの点数は取れるよ」は,今となっては通用しない勉強法でしょう。学校の指導,教科書は進化していますもの。
いまだに「ワーク頑張れ」と大声で言っている方がいたら…,完全に時代から取り残されてますね(笑)
例えばこんな感じに理解しよう
室町時代を例に挙げてみますね。
わからなければ先生に聞く。もしくは塾講師に聞くといいでしょう。自力でなくていいです。
以下のことを,教科書からノートに書きだせたら最高ですね。
1周目:政治史を押さえる
初代足利尊氏 …創始者
➠①鎌倉幕府を滅ぼす②南北朝を始める(幕府成立)
3代足利義満 …全盛期
➠①南北朝を統一②勘合貿易③北山文化
8代足利義政 …もはや末期
➠①東山文化(②応仁の乱)
※応仁の乱は義政の後継者争いだから,ここで押さえましょう
2周目:社会史を押さえる
産業の発展 …とても活発
➠①農業で二毛作・牛馬耕
➠②商業で定期市,馬借・車借・問,金融
民衆の自治 …強い!
➠①農村で惣,土一揆
➠②都市で座,町衆
3周目:文化史で締めましょう
北山文化(足利義満)…派手
➠鹿苑寺金閣・能(観阿弥,世阿弥)の大成
東山文化(足利義政)…質素
➠慈照寺銀閣・水墨画(雪舟)
室町時代は,テストで出題されると得点率が下がります。
時代の始まりと終わりがはっきりしない。社会史が豊富。文化が2つある。東アジアとの結びつきも出題される。フワッと戦国時代に突入する。
最大の理由は,中1から中2の移り変わりの時期だからでしょうね。記憶が薄いでしょう?
だから
政治史から押さえる。すると「誰の」「どんな時代」かイメージがわきます。
社会史を押さえる。時代全般の知識が出来上がる。
文化史は…,余裕があるならやりましょう(笑) なきゃいいよ。
知識が整頓されたなら,学校のワークへGO!頭に入るスピードが上がりますよ。
絶対に心を折らないで続けましょうね
長くなったので地理と公民はまたの機会に(笑)
「学校のワークをひたすら解く」「教科書をひたすら読む」子が多いです。そういった勉強を推奨している塾もあるでしょう。
これらは,個々の状況を考えて指導の指示を全員に出せるなら,必要な勉強指導と思います。
ただ…
最初から「ワーク頑張れ」はないかなぁ…。おそらく点数をどう上げるノウハウが明確でないのでしょうね。正しい手順をふまないと点数には至れません。
時代順を頭に入れましょう
一つの時代を勉強するなら3周して理解する。
①政治史(外交史)②社会史 ③文化史
※わからないなら先生,塾講師に聞く!
学校のワークを解く
自分がどの段階で躓(つまず)いているのか考えてみて,どこから勉強を始めるか考えるきっかけにしてください。
このように考え始めるだけでも,もはや次回のテストの点数は伸びますよ。楽しみでしょう?
いかがでしょう。このブログはお役に立てたでしょうか。
ご質問ある場合は,どうぞコメント欄をご活用ください(^^)
この瞬間にやる気がでてくれたら,明日はきっと頑張れます。そして賢くなっていく。
明日も1日,がんばりましょう!! ご拝読,ありがとうございます。
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