新年から攻めていきましょう!やはり暑苦しいですねw

2024年1月15日のブログです。

2001年から塾業界に就職。小中等部で校舎担当を17年間勤める。高等部の授業を4年間兼任した後,社会科座長を勤める。10校舎のエリア長として過去最高の在籍数を出す。映像予備校のFC部門へ異動。半年で校舎担当になり,1年目で100名超,3年で150名校舎へ。その後転職するも失敗(笑) 徹底指導と口コミで,22年間校舎運営をしてきました。(上司への営業が下手でして)

ブログが滞っていました。
読んでいただいている方々,申し訳ありません。これからの方々は,どうぞよろしくお願いします!

どうにも冬は毎年ながら忙しいですね。そのわりにランニングしているので「書く暇はあるのでは…」と仰られるとグゥの音も出ません。ご勘弁くださいませ(^^)

さて今回のテーマは…

実力を上げるチャンスはいつ?

結論を申し上げます

定期テストなどで点数が上がってから2か月以内

実力が上がるのは,お子さんの勉強の質が上がるからです。
能力の問題も当然関わりますが,それよりも「目指す心」が育つかどうか。

テストのたびに点数を上げようと考えるべき

今年の当塾の方針は…

誰かではなく全員が伸びる指導
です。「何を塾として当然のことを…」とお考えになるかもしれませんが,そうでもないのが現実です。

「塾に通わせても…」と仰る保護者様は少なくありません。理由は2つでしょう。

①ご自身が学生のときに塾に通っても成果が出なかった
②お子さんのお兄様かお姉様で成果が出なかった

2つの理由とも間違いなく正論です。そして完全に塾に責任があります。

「〇〇高校〇名合格!」の校舎掲示物の裏に,何名のお子さんが涙を流しているのでしょう。掲示をするのは塾として当然ですし,その成果は素晴らしいと思います。

ただ,分母(生徒数)は何名いるのでしょう。12月に志望校変更した子は何名いるのでしょう。そして何名の子が落ちてしまったのでしょう。

受験には「合格」と「不合格」しかありません。
「惜しかったね」は不合格だからかける言葉です。厳しい戦いです。だからこそ成長できる機会です。

ただ、
一部の頑張る生徒にだけスポットが当たっていいるなら,それ以外の子は「絶対に」伸びません。なぜなら指導の対象にならないからです。

「言うことを聞かない」「授業中に寝てしまう」「課題をやってこない」
塾側にも講師側にも言い分はあります。だったら入塾させるべきではないでしょうし,退塾勧告をするべきです。

そうしないなら全員の面倒を見ないと…でしょう。塾や講師の指導から外れるとしても,受け入れたなら指導をすべきです。それこそがプロです。「言うことを聞かない」なら工夫をしないと…。

さて話を戻すと…
テストのたびに必ず「自己ベスト」を目指しましょう。「前回のテストより上を目指す」では,間違いなく勉強しません。

だって,そんなフワッとした目標なら
「できたら取れたらいいな」ぐらいしかお考えにないからです。

5教科テストを受けて全部思った通りの点数になることはありません。5戦全勝なんて,部活の強豪校ですら難しいことでしょう。

結果的に自己ベストでなくてもいいです。
問題は目指す努力をしたかどうか。中学の勉強は徹夜を繰り返さなくても十分に結果は出ます。やっておくべき勉強はたった2つです。

①解き方のポイントを掴んで反復する
②ミスをしないための勉強をしておく

学校のワークや過去問頼りの丸暗記も,テスト直前ならいいと思います。実力がつくことはなかなかないですけどね。

全教科難問だらけになることは,公立中学校の定期テストではないでしょう。しっかり①と②を押さえて勉強したら必ず結果は出ます。

①を自学でできる子は点数に困ってはいませんね。いい日頃を過ごしていることでしょう。学校の先生の言うことをしっかり聞いているとも思います。

②は,スグに点数が上がる勉強法ですけど,本当に誰もしませんね。「この問題は出来る(わかる)から大丈夫」と考えるからです。そして一度解いた問題を解き直すことは面倒ですし(^^;)

ワークや学校の先生が作ったプリントだけの丸暗記に頼るのは,思考の放棄です。5教科中,うまくいく教科はいくつかはあるでしょうけど…

点数が上がった後こそ精神を高めるチャンス

丸暗記でもなんでもいいので点数が上がったとします。

チャンスです。
気分が上がっているときに勉強すると,「まだもう少し点数が取れる」と希望をもつことができます。

部活もそうだと思いますが,悲壮感に打ちひしがれながら練習するのと,高揚感ありあがら打ち込む練習,どちらが成長しやすそうでしょうか。

本当のところは,どちらも実力がつきます(笑) だって性格や個性の問題ですもの。

ただどちらのお子さんが多いかと言えば,確実に高揚感あるときでした。

私は「褒めて伸ばす」は正解であり不正解であると考えています。表現が抽象的です。適度にしか勉強しない子を褒めても「お調子者」になるだけですよ(笑)

苦労して成功した後に「適切に褒めてあげたい」です。つまりタイミングよく,さらに核心をついて褒めるわけです。

「次は〇〇で〇点取る」なんて思ってくれると最高ですね。

そうすると,
勉強方法の改善がスムーズです。丸暗記の限界を感じてくれるし,手や口を動かす勉強をしてくれます。

社会で,教科書をどうやって勉強する?と聞いて「ちゃんと読んでます!」と答えるお子さんは,まず点数が取れません。

もしそれで点数が取れるなら朗読会したらいいだけでしょう(笑) もはや学校でなくてもいい。公民館でも集まって元気よく朗読していたらいい。

実力を上げるためには「思考すること」が重要です。
なぜ間違えたの。なぜこの解答になるの。どこが間違っているの。などなど

①解き方のポイントを掴んで反復する
②ミスをしないための勉強をしておく

この2つの勉強方法は「自分の勉強の特徴」を知っているからできるものです。問題に対しても,自分に対してもしっかり思考しています。

テスト勉強で〇ばかりのノートなんて,ほぼ効果がありません。「わからないから解答を見た」というなら,なぜ教科書を見ないのか。それこそ思考の放棄です。

テストで点数が上がってからがスタート

テスト後に,不必要に褒めないようにしましょう。ここで勉強が完結してしまう可能性が高まります。

実力は「思考する」ことで上がります。思考できるなら「初見」の問題でも対応ができます。「似たような問題解いたな」とか「○○時代のことだ」とか。

テスト中に自分で「解くきっかけ」を思いつけます。

残念ながら丸暗記で実力はつきません。「見たことがないと解けない」からです。問題を解くきっかけがお子さんご自身ないからです。模試や学力調査試験で点数が取れないなら,実力はありません。

逆に言えば
①と②ができたら,どなたにも実力をつけることはできます。

褒めすぎて「もう大丈夫」となると,せっかく実力が上がる機会を失います。
点数が上がった後2か月以内に,①と②を習慣化したいです。

もしテスト後に勉強を3日以上しないと,「もう一度テストで点数を上げる」必要があります。これもまた大変です。

「1年の計は元旦にあり」です。新年早々ですが,次のテストで点数を取って勉強方法を見直していきましょう!次の学年でさらにステップアップができますよ!

ベストを尽くしてこそ成長

今までの塾業界22年のスキルを最大限に生かして,授業を受けてくれる皆さんの為に,私も尽力していきます。一緒にベストを尽くしましょうね。

伊藤
伊藤

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