中3生,ここは頑張りどころだぜ

今回は,7月の勉強についてお伝え致します。

いとしょ
いとしょ

静岡県で,公立高校入試をお考えになられるお子さんの勉強を対象とさせて頂きます。

さぁて…
何から勉強していきましょう。

7月の夏休みまでは,

現在ならっている単元を勉強を中心にされる方がいいでしょう。もちろん,お子さんによっては,中1,中2の復習に突入してもいいと思います。

なぜ現在の学習単元を勉強するの?

最大の理由は
夏休み明けの前期期末テストで点数を落とさないためです。そりゃそうですね(笑) 前期の成績をしっかり確保しておきましょう。

最近は,
中3後期の成績だけドンと上げてくれる学校がかなり減りました。なんでしたら,前期の成績が「辛め?」について,中2までの成績に戻すので精一杯となるケースが多く見られます。

だから,前期の成績を確保しにいくことは,けっこう重要なお話なんです。

しかも,
観点評価の項目が減ったことで「3」がつくことが多くなったように思います。とても怖いことです。

当塾では,お盆明けから前期期末テスト対策に完全移行します。
ただそこ(2週間前)から「よーいドン」では,まちがいなく5教科のテスト範囲全単元を勉強しきれないでしょう。

さらにいうと
「実技4教科」を甘くみてはいけません。

「実技4教科」の成績が低い子は,必ずテストの点数を取らないといけません。「5教科ばかりでやってない」は先生に通用しませんよ?

逆に実技4教科の先生からしたら気分のいいものではありませんもの。「自分の教科を甘くみてる」と思われてもしかたないですもの。

テストの週は,
実技4教科の勉強時間が半分を占めてもいいぐらいです。

このようなことから
7月中に「教科書章末,巻末」「ワーク」「英単語確認」「社会(歴史)のノートまとめ」は,最低1回は終わっておきたいところです。

目的は「全範囲を1通り勉強してある状況をつくる」です。

ただし!
ワークなどに直接書き込むのは止めましょう。ノートに解きましょうね。1回目から書き込むのはタブーですよ。

だって…,絶対に2周目やりませんもの(笑)
2周目を勉強したって子も,そのほとんどは「見直しました」って言います。文字通り「見た」だけです。それで点数が取れるなら,塾なんてとっくにこの世からなくなっていますよ(笑)

さらに言えば…
書き込んであるワークをもう一度解こうと思えますか?
僕は心が折れますね(笑)

あと「2周目は×だけ直していきます」も,どうかな。勉強量が足りないですね。

点数を取っている子は「丁寧」で「慎重」です。特に学校で5位以内にいるような上位こそそうです。

「この問題ならできます」と言われても,
いい表現でなく申し訳ありませんが,あまり信用しません…。

だって,
解いてみ?というと,5分以上考え込んで解いています。できるならまだいいですが…

「今考えてどうすんの」です。
定期テストで1問に5分も考え込む時間,ないですものね。

「教科書章末,巻末」「ワーク」レベルなら,
即答できるように準備ですよ!

7月下旬からお盆まで

さぁ,中1,中2の勉強を始めましょう。

学調を解き始めたり,入試問題に手を出す必要はまだありません。時間はあります。

いや,そこまではないですけど(笑)

ただ夏に焦って総合問題を解くと,
単元の見直しする機会を失ってしまいますね。

おそらく1月,2月になったときに
「どうにもならない教科」が発生します。

夏のうちに単元を一通り勉強する

実力をつけようとすると,総合問題だけでは難しいです。雑な勉強になりがちですね。

模範解答を見ても,知らない,わからないことが多いでしょう。

さらに言うと,
質問してもその場で納得するだけになりがちです。知識が欠けていますからね。

このことは
平均点に満たない子,もしくは平均点あたりの子は納得してくれやすいでしょう。もう十分苦しんでいますから(笑)

ただ200点当たり取れている子はどうでしょう。上記のような勉強は
「めんどくさい」と考えちゃうかもしれませんね。

学調で200点以上取れている子は大丈夫です。
ガンガン自分の勉強を追求してください。いい勉強ができています。

おそらく以上のような「丁寧で慎重な」勉強が身についています。×の問題に,居ても立ってもいられないとのことです。

手厳しいことを言うと,
テスト前だけの勉強が通用してきたのは,実力があるからではありません。お子さんの能力がテストの難易度を上回れたからです。

だから,ほとんどのお子さんが,中学で痛い目にあっているでしょう。

学調や模試で点数が取れないなら,それが実力ということになります。

高校によっては高3まで通用しますが,
それでも大学入試ではほぼ通用しません。高3の模擬試験では,よくて全国の平均点との戦いに終始してしまいます。

今です。今のうちに,全教科,全単元の知識の見直しをしておきましょう!

ちなみに当塾では,英語の文法ごとに見直しに
くり演 | 中学英語の演習問題サイト (study-ksj.com)」を使っています。ご参考になさってください。

問題集は人によって様々です。
ただ,基本的に市販されているものであればさほど問題はありません。特に,一般的な公立高校入試レベルであれば,あとは好みの問題です。本屋さんで,いろいろ手に取ってみてはいかがでしょう。

社会の勉強は…難しいですね。社会が好きなお子さんは問題ありません。おそらく自動的に以下のような勉強が出来ていると思います。

例えば…
歴史の各時代の特徴とは,「飛鳥時代は天皇中心」「奈良時代は仏教の利用」
地理の各地域(単元)の特徴とは「赤道あたりなら熱帯の暮らし」「赤道から離れたら温帯の暮らし」
公民の各単元の図とは,「政治なら三権分立の図」「経済なら経済の循環」

こういったことを押さえてから問題集でしょうね。理科もそうですが,知らないことがあるのに問題ばかり解いても「出来ない問題」が次から次に出てきては押さえる「イタチごっこ」になりがちです。

しかし,
理社を「一問一答で丸暗記」で解決は,少し筋がよくないかも…ですね。理社は丸暗記で解決しませんよ。暗記要素は強いかもしれませんが,丸暗記では,学調,模試,入試では対応しきれません。

飛鳥時代と奈良時代の政策の違いがわかっていなければ,設問文を見て回答する語句か判断できませんからね。鎌倉時代と室町時代。明治時代と大正時代。時代の特徴がわかっていたら,回答を迷うことはありません。

だから理科も,先にワークを解くことで苦手単元をまとめてみてください。

まとめられたものを眺めているより,ノートに書き出してしまうことをお勧めします。自分の字にすることで,自分の言葉にしちゃってください。

お盆を過ぎたら…

6:4の割合で,定期テスト中心の勉強にしましょう。だいたいの中学が,定期テストから学調まで1週間程度あります。まだ最終調整をかけられます。

そして,
数学「二次方程式」,理科「生命」「イオン」「エネルギー」は,前期期末テストでのみ出題される単元です。学調の勉強ではまったく対応できません。
社会は学調の方が範囲が広い中学校もあるでしょう。

内申点は,それだけで合格を決めるものではありませんが,一定の数値がないと受験することさえ憚られます。前期といえども重要です。

ただし繰り返しますが,
だからといって夏を前期期末テストの勉強に全振りするのもどうかと思います。夏しか,単元ごとの見直しをする機会はありません。

いくら部活がなくなるとはいえ,学校が始まれば,中3の勉強がメインになります。復習まで手が回るのであれば,その子は十分に立派です。正直に言ってしまえば,塾なんていらないですよ(笑)

偏った伝聞にのっかって,勉強の決め打ちをしないことと存じます。

まとめます!

ここまでやれば充実した「いい夏」になります。お互い,暑い夏になりそうですね(笑)

静岡県入試は十分に難しい問題ですよ!
物理的に英語,数学,理科は設問文の長さ,多さにやられてしまいます。
社会,国語は,記述に対応できなければ半分白紙の解答用紙になるでしょう。

静岡県公立高校入試の平均点は,確かに140点~149点と高めです。

ただ
この平均点の高さにはカラクリがあります。
この話はまたの機会に…

「平均点が高いから難易度が低い」という話は,あまり現場を知らない方が,平均点を一目見ただけで判断しているだけか,本当に適当な方か…

倍率高めの「普通高校」に勝負するなら,しっかり夏に準備しておきましょう。

当塾は,一緒に指導してくれる非常勤講師も募集しています!私の指導スキルも研修致します。
将来独立開業したい方は大歓迎です。全力でサポートしますよ。こちらもご連絡くださませ。

塾長 伊藤昇一

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