こんにちは。いとしょーです。
イヤイヤ始めたこの業界ですが,なんやかんやで20年以上が過ぎました。
僕が勤め始めたのは2001年で27歳のときだから…。もういい年です(笑)
2000人以上を高校生に送り出し,毎年100件以上の面談をしたきた塾講師がお伝えする勉強ブログです。気軽に見てくださいね。
点数が取れないのは,君がバカとかなんとかではない。決してそうではない!
正しい手順で,自分に合わせた勉強を続けたら必ず点数は伸びるもの。
そうです。
点数はかみさま(笑)の言う通りで頑張れば上がりますよ。本当に上がります。
今回は「このセリフ言う子は点数取れない(もしくは落ちていく)から気をつけて!」の1話目です。
「中1までは頭よかったんだよ」
さて。
このセリフのダメなところは全部で3点ありますね。
- 自分の今の点数を受け入れていない
- 今は忙しいから仕方ないと思っている
- 自分はやればできる子だから「ランクが高い」と思っている
「中1までは頭よかったんだよ」
年に1回くらい耳にするセリフですね。もし言ったことがあるなら,一度,限りなく地の底まで落ち込みましょう(笑)
考え直さないと,みなさんが一番なりたくない大人になってしまうかもしれない…。もしかしたらですよ(笑)
「昔の私は…(過去の自慢話が続く)」「私に言わせれば…(自分の考えと経験を話し続ける)」「あなたは…(〇〇だと決めつけてずっと話し続ける)」
要注意ですよね。マジでやばい大人ってやつです(笑)
もはや「承認欲求の塊」か「プライドがエベレスト人間」です。
今のみなさんはそんな人間ではないでしょう。
なんなら,悔しくてポロっと出てしまったセリフではないでしょうか。状況次第では,あなたに伸びしろがある心理状況とも言えます。
今のうちに軌道修正して,しっかり頑張れる人物になっておきましょう。勉強とは「点数取るために丸暗記する」ことではありません。苦しい修行ではありません。
点数取るために「考えて工夫して行動する」ことこそが勉強です!
だからこそ正しい手順で,自分に合わせた勉強を続けたら必ず点数は伸びるのです。
このセリフのダメなところ3点と必要な改善点,あと,このセリフが口に出るからこそ見える伸びしろをお伝えします。
みなさんには,本当に伸びしろしかないんですよ!
自分の今の点数を受け入れていない
「中1までは頭よかったんだよ」
中学2年か3年か。この時期のお子さんから耳にすることが多いですね。「ハイハイ」と思いながら,もちろんその場では「凄かったんだね」と返事します。ケドも…。
「でも今は点数取れていないよね」「でも今は勉強してないよね」としか僕は思えません。
だって昔は凄かったんだよなんて言われても「そのときにお会いしたかった」としかいいようがない。だって「50年前にオリンピック出ました」って言われても聞きたいことがないもん。
実際には「どう伸ばしてあげるか」って考えるには重要な話です。どうだったか聞きます。テスト前じゃなきゃ聞きたい話ではあります。でもテスト前は「いいから勉強しなさい」としか思えない。
そしてこのセリフを言う子の,最大のダメなところは…
なんなら「勉強したら,今でも点数が取れると思っている」可能性があることです。
これがマズイ。今後も勉強しないつもりですよ(笑)
自信の源はだいたいこういったところです。
小学6年まで点数が取れていた。漢字はいつも満点だった。なぜか現代文はよく読めた。計算はクラスで早い方だった。小数,分数のに計算に抵抗がない。
こういった経験があるなら…。
早く勉強に取り掛かりましょう!すばらしい基礎力です。かなりの確率でスグにでも伸びるはずです‼ 中学で習う知識なんて,これから先のことを考えたら,大したことではありません。
ただし。
みなさんが考える勉強量よりは「だいぶ多い」かな。だってここまでサボったんだもの。あと,ここで始めなきゃ,さらに落ちていきます。まだ底ではないですよ。
今の点数を能力として受け入れましょう!
そして,立て直すためにまず勉強時間を取りましょう。
今は忙しいから仕方ないと思っている
「中1までは頭よかったんだよ」
部活や外部練習に打ち込んでいるからこそのセリフでもあります。こういった子たちは,本当に忙しい…。お休みらしいお休みがない。
夏のサッカー部なんて,あの日差しを帽子なしでよく生きていられますよね。本当にリスペクトでしかありません。
ダメなところ2点目は
「忙しいから点数が取れていない」と思っている可能性があることです。
なんなら「勉強したら,今でも点数が取れると思っている」可能性があることです。これは,このブログ2回目ですね(笑)
忙しくても勉強している子はいます。
スケジュールをどう取るかがポイントです。
練習がない隙間を狙った勉強は,基本的にできません。だって練習がない隙間は「休憩」でしょう。だから,「休憩に勉強する」習慣が必要になります。だから真似しても続きません…。
まずはみなさんが,勉強する習慣をつけることが必要なんです。
毎日少しずつ勉強するようにしましょう。今の時点で点数取れていないなら「今までの勉強」もいけません。宿題だけで点数が取れるようになることはない。
ちなみに。
中学2年からは誰もが点数が落ちます。早い子は中学1年から落ちます。「自分で答えを出す」「自分で考える」ことが求められているそうです。模範解答見て丸暗記していたら,そりゃ落ちますわね。
「基礎的な知識及び技能」、「これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力」及び「主体的に学習に取り組む態度」の、いわゆる学力の三要素から構成される「確かな学力」をバランス良く育むことを目指し…
(引用元「2030年の社会と子供たちの未来」文部科学省)
「知識と技能」を活用して「思考力,判断力,表現力などを養い」「主体的に(自ら)勉強」しなくちゃいけないといったところです。
だから記述問題が増えました。採点基準が細かい先生も増えた気がします。僕が関われている中学のテストでは…ですけどね。学力向上には必要な流れです。
だけど,勉強する方としてはたまったもんじゃない(笑)
学校教育がいいとかわるいとかではなく,これが今のご時世です。保護者世代の学校教育と変わっています。合わせていきましょうね。
自分はやればできる子だから「ランクが高い」と思っている
「中1までは頭よかったんだよ」
このタイプが最も「痛いタイプ」ですね…。もし人に「ランク」をつけるなら,しっかり証明をしてみましょう。「何をもって優れている」と判断するのか。
このブログを読んでくれているみなさんにこういう考えの人はいません。だってそういう人はブログなんて読まないもの。自分が大好きだから(笑)
子どもの能力は日進月歩。急激な変化があるものです。今までは勝てても今日はどうだか。まして明日のことなんて何もわかりません。
プライドはあってもいいと思います。ただ,重要なことから目を背けたら,なかなか成長できないですよ…?
だから。
自分の現状を受け入れる。どうしてこうなったか思い起こしましょう。
ここからどうするか,誰から何を勉強するべきか考える。わかったコトを行動する。そして毎日続けましょう。
数学が得意だった中学1年から勉強していないことを受け入れる。クラスの半数の子に抜かれた現実を受け入れる。学校の授業についていけてないコトを受け入れる。少し苦しいですよね。
でも,考えましょう。毎日勉強しなくちゃさらに落ちますよ? テスト前だけの頑張りで元の位置に戻ることはありません。知識が抜けてしまってますからね。
イヤなブログですね(笑) でも…。
受け入れた子は伸びます。ここから勉強した子は伸びます。目に見えて点数が伸びます。
逆に。
「そのうちね」と言う子は,塾に通ったところで現状キープが精一杯。塾すら通ってなければ,基本的に再起不能まで落ちますよ。底の下にも底はあります…。
だからこそ伸びる状況です!
現状を受け入れたなら話は早いです。
「中1までは…」と言うなら,みなさんは,その頃の自分に戻りたいのですよ。「今がよくない状況」と,しっかり認識しているんですよ。
勉強を始めるチャンスです。周りに抜かれたことが悔しいこの機会に勉強をしましょう。
できることなら塾に行きましょう。対面がいいです。
通信教材で勉強を取り戻せるなら,もう勉強やれているはずです(笑) こういった現状もまた,受け入れていかないと。
保護者に意思を伝えましょう。
「ちょっと頑張るで見守ってて」
保護者の方々はみなさんを守ってくれます。ややもすると最近は,少し過剰に守ってくれているかもしれません。夜遅くまで勉強するみなさんに「もういいよ」「ねなさい」と言うでしょう。宿題やってなくても怒らないかもしれません。
なぜならば。
保護者は腹を括っています。みなさんを何としてでも守る決意です。だから無理をしているわが子に耐えられない。この無償の感情は,保護者になるとわかります。
みなさんが頑張るって宣言して頑張り始めたら,保護者はメチャ喜びますよ。それこそ点数よりその姿が見たい…ってのもあります。これこそ親孝行です!
さて頑張り方です。
最初は「テストがなくても宿題以外に1日30分」で十分でしょう。
英語なら「英単語」か「英本文」
➠読めるものは面白くなる!
数学なら「計算問題」
➠〇が増えたら応用問題にも効果あり
国語なら「漢字検定」
➠漢字だけでなく語彙力が高まる
テストがないときに,地道な基礎錬をしておきましょう。
ただ,
30分の勉強が目的ではなく,1日に進めるべき内容をこなすことが目的です。逆に言えば,終われてしまえば終わればよし。やれると思えば増やせばよし。
詳しくは他のブログを参考にしてみてください。英数国の「詳しい基礎力アップ勉強法」はブログにします。
最後に…こんな大人はマズイよ
みなさんにお願いがあります。ぜったいに以下のような大人にならないでください(笑) 昔をひきずると,本当にいいことないですからね。
「昔の私は…(過去の自慢話が続く)」「私に言わせれば…(自分の考えと経験を話し続ける)」「あなたは…(〇〇だと決めつけてずっと話し続ける)」
高校生まではかわいらしいケド,大学生だと周りが引きます。
社会人になると周りが避けます。面倒見てくれる人はいるけど,ステップアップはできません。誰も「凄い」と褒めてくれないから,自分で自分を「凄いでしょ」と言います(笑)
勉強して点数取ることだけが正しいわけではないです。けっきょく丸暗記じゃ,どうせそのうち限界きますしね。
点数取るために「考えて工夫して行動する」ことをしてほしいです!これが勉強です!
だからこそ正しい手順で自分に合わせた勉強を続けたら,みなさんの点数は必ず伸びます。
やらなきゃと思った瞬間が,勉強が続くし点数が伸びる可能性が最大のとき。この機を逃さず始めましょう!
いかがでしょう。このブログはお役に立てたでしょうか。
ご質問ある場合は,どうぞコメント欄をご活用ください(^^)
この瞬間にやる気がでてくれたら,明日はきっと頑張れます。そして賢くなっていく。
明日も1日,頑張りましょう!!
ご拝読,ありがとうございます。
引用:2030年の社会と子供たちの未来」文部科学省
1.2030年の社会と子供たちの未来:文部科学省 (mext.go.jp)
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