ご注意ください。このブログは,現時点で点数が取れている子に書いていません(笑)
ただし,能力が低い子に書いているブログでもない。
僕が指導してきた,点数が取れない子たちは,勉強していない子,もしくは勉強方法を間違えていた子でした。
「自分がバカだ」「点数が取れない」と嘆いているお子さん(もしくは保護者)にお伝えしたくて書きます。もしご興味あれば読んでください。今回のブログで伝えたいコトは
中2でテストの点数が女の子のお話です。
僕(いとしょー)のプロフィールです
2001年から塾業界に就職。小中等部で校舎担当を17年間勤める。高等部の授業を4年間兼任した後,社会科座長を勤める。エリア長として10校舎を束ねて過去最高の在籍数を出すも降格(笑)
辞意を伝えるも慰留頂き(笑),映像予備校のFC部門へ。半年で校舎担当になり,1年目で100名超,3年で150名校舎となるも実績認められず転職。そして転職失敗(笑) ただ今起業準備中。
営業活動,上司とのコミュがへたっぴな僕ですが,現場では,毎年100件を超える面談実施と実績でご好評頂いてきました。勉強方法を,全力でお伝え致します。
もともと読解力があるタイプではありませんでしたが,本当によく(今も)頑張ってくれています。
この子が頑張って伸ばしたのは数学です。ただし理科,社会にもいい影響が出てきました。あとは英語か…(汗)
中1秋までは60点(平均点+10点)あたり取れるレベルでしたが,中2になる直前から点数が下降。中2の前半は40点取れるかどうかのラインでした。
現在は,定期テストで60点~70点に回復しています。「この点数程度であれば大したことない」とお考えの方もいるでしょう。ただ…
この子は,40点台前半まで落ち込んだ数学の点数を回復させました。
数学でできたことが素晴らしい。
勉強を教えていると,未だに,単純な2桁のたし算をすぐに筆算しますけどね(笑)
勉強を教えていると,未だに,単純な2桁のたし算をすぐに筆算しますけどね(笑)
しかも最近では
模擬試験でも同様に点数を取ってきます。中途半端に数学ができる子より点数を安定して取ってきますね。心強いです!
以下はこのブログの結論。
保護者がお子さんが点数を伸ばすためにできるコトです。
① お子さんがどう考えているか
➠2.どうして点数を取ることが難しい?
② 勉強する状況にあるのか聞く
➠2.どうして点数を取ることが難しい?
③ 勉強するように対策を打つ
➠3.お子さんの点数がわるいとき
④ 段階に合わせて認めてあげる
➠4.どう気持ちを引き出すか
点数が下がったらどうしましょう
この子の場合…
落ちてしまった点数を自覚してもらうことから始めました。中2春に三者面談をしましたね。
目標点を決めて,状況に合わせた勉強方法を伝えました。僕は3か月,経緯を見続けました。
基本的には「自分に合わせた勉強が何か」を考えましょう。
この点に気をつけて勉強したら,点数を元に戻すことは難しくありません。
こちらが家でもできる正しい手順の勉強(数学編)です。
① 平均点以下なら計算練習が必要
② 平均点は取るだけ…なら学校のワークを勉強
③ 80点までは取れない…なら教科書も勉強
①~③の,どの段階にいるか確認して「自分に合わせた勉強」をしましょう。
以上のことを,毎日30分勉強することです。他のブログでも何度もお伝えしていますね。
〇付け×直しまでしっかりですよ。
こんなことで…?ではなく,こんなことをやっていないから点数が取れないのです(笑)
少し手厳しくて申し訳ありません。
どうして点数を取ることが難しい?
この子の場合…
「とにかく計算が遅い」「計算の途中が雑」だから「解けたのに正答率が低い」が課題でした。完全に日々の勉強不足が,テスト当日をダメにするケース。
対策は…
1日10問の計算練習,〇付け×直しで30分。これだけで平均点overです。
そうはいっても,下がってしまった点数を元に戻すのは,かなり大変ですね。
ご自身のお子様で「下がってしまった点数がどうにもならない」ご経験がある保護者もいらっしゃるでしょう… 学年が上がれば難易度も上がりますしね。
それでも,正しい手順さえ踏んで勉強を進めたら,必ずと言っていいほどどの教科も点数は取れるようになります。
それでは,なぜ点数が取れないんでしょうか
これもまた手厳しい話ですが,やはりお子さん本人に課題があります。
お子さんが,以下のように考えていたら,ぜったいに点数は取れません。
① 勉強したら点数はスグに戻せるだろう
② 点数を取り戻す気がさほどない
③ 学校の先生の話がわからないからできない
楽観的に考えている子も,やや悲観よりに諦めかけている子も,さらには状況のせいにしている子も,点数は下がりますね。
どれも勉強する理由にならないからです。かなりあるあるな話です。でも取り返しがつかない,かなり危険な状態とお考え下さい。大げさですね。でも状況は大げさなことです…
ただし,ここでお子さんに聞くべき注意点が3つあります。
① 点数が低かったテストの平均点
② 精神的に堪えているかどうか
③ 勉強環境があるかどうか
すべて,テストで点数を取ることが難しい状況です。
間違っても「点数取れている子もいるでしょ」は言わないようにしましょう。
僕も保護者をやっているので,お気持ちはわかりますケドね(笑)
① 点数が低かったテストの平均点
平均点が低すぎテストは生徒の心を折り、平均点が高すぎるテストは生徒の鼻を高くします。つまり,どちらにしても勉強しなくなる(笑)ということで。
必ず定期テストのたびに平均点チェックをしてください。平均点が載った個票(プリント?)を配られるなら,最もわかりやすいです。
定期テストの平均点は60点あたりに設定されていることが多いようです。ところが,やたら難しかったり易しかったり…
点数がわるくても,平均点が異常に低い場合は様子見にしましょう。言いたいこと,やらせたいコトが山ほどあると思いますが… 口元がムズムズしますよね(笑)
② 精神的に堪えているかどうか
お子さんが「友人関係」「先生との信頼関係」で困っている,悩んでいるならば…テストで点数UPどころではありません。
僕の経験上,一度そういった悩みから距離が取れるようにならない限り,勉強が手につくことはかなり難しいことでした。
好きな子に振られたぐらいならドンと励ましてあげて下さい。だってねぇ…,そりゃ振られることもありますよ。ただ,保護者がやらない方がいいかな(笑)
好きな子に振られたぐらいならドンドン励ましてあげて下さい。だってねぇ…,そりゃ振られることもありますよ。ただ,保護者がやらない方がいいのかな(笑)
③ 勉強環境があるかどうか
勉強環境がないなら,可能な限り保護者のご協力をお願いしたいです。1人部屋を用意するのではなく,勉強時間だけでも静かな環境を・・・と思います。
お子さんの点数がわるいとき
我慢しましょう。まずは保護者が受け入れることです。
我慢しましょう。まずは保護者が受け入れることです。
「この点数がうちの子の現時点の能力」です。「うちの子の力はこんなものではない」はかなり危険。保護者の空回りは,お子さんを追い込みます。
ご安心ください。正しい手順で勉強したら点数は取れるようになりますから。
このままではダメだ。何か手を打たなければ…。
保護者の焦りはお子さんへのプレッシャーに変わります。ナチュラルに手を打ちましょう(笑)
ここで思いつく方法は3つでしょう。
① 塾を探す
② にんじん作戦
- やる気が出そうな「もの」を考える
③「何か」を取り上げる
どれも正解で,どれも不正解。必勝法はないですね。お子さんの数だけ正解があるといった感じです。
①は,本人の同意があれば正解でしょう。あとは,保護者がよくよく塾を見ることです。月2万円の料金は安くないでしょう。
体験授業や見学はあまり意味がありません。よそ行きの姿です(笑) じっくり講師や担当と話をした方がずっといい塾を探せます。
「どうやって点数をの伸ばしているのですか」「どうしたら勉強時間が増えますか」
明確で具体的な回答が得られるといいですね。
タブーは,塾講師のお子さんの話が出てきたとき…ですね。何をどうしても参考になりません。お子さんの環境にはなりえませんから。
僕も一度だけ話に出してしまいました。死ぬほど後悔しましたね。
②も,お子さんによっては正解です。
頑張った成果として「にんじん」を手に入れることは,社会人として必要な感覚と思います。
でも…
「にんじん」をぶら下げても頑張らない子が増えてきました。
彼らは,現在のご家庭の豊かな生活の日々に不満がありません。僕は昭和の人間(笑)だから,物が増えていくことがとても幸せでしたね。時代が違うのでしょう…
あと
勉強が続かなくなる理由は「成果が出ないこと」です。必ず,お子さんの勉強が正しい手順を踏んでいるか確認はしましょう。
③は,効果的なのでしょうか…
「だから勉強する」となった子を見たことがありません。ふてくされるか諦めるか。もしくは保護者の心が折れるか…
自ら「これ預かっておいて」と本人が言ってきたら効果的です。お子さん自身が「なんとかしなきゃ」となる考える必要があります。いくつか例がありますのでまたの機会に…
どう気持ちを引き出すか
よく「自ら勉強ようにさえなれば…」と仰る人がいますが,果たして本当にそうでしょうか。確かに点数がとれている子はその通りに勉強しますね。
でも
「自ら勉強できないから」困っているわけで…。身もふたもない話ですよね(笑)
だから…
お子さんの段階に合わせて「認めてあげてほしい」です。
おそらく「褒める」ことと同じと思います。
この子の場合には…
頑張った書き取り,英語のワーク,数学のプリントの質問をすべてチェックしました。塾に来るたびに声をかけました。
でき始めたこと,成果が出ていることを具体的に伝えました。
自ずと授業後に残って勉強したり,何も言わなくても塾に自習に来て質問したり。
僕が思う褒めるとは
「出来始めたことを見つけては成果を認める」です。
「褒めたらいい」が流行した時期がありました。結論として,僕は賛成です。頑張ったことを,その成果をまず認めてあげることができないと,次に進めませんね。
ただ一時期,「褒める」が独り歩きしていった気がします。たいしたことでもないのに「凄い」「凄い」と連発している人がいました。
こうなると適当。その子が本当に凄いコトができなくなります。
頑張った内容を見てあげてほしいですね。なかなか勉強状況がいいかどうか判断することは難しいと思います。そのときは,どなたかに託してみてください。
書き取りならば文字数,丁寧さ,ミスの少なさ,正答率…。
段階に合わせて「褒めて」あげてほしいですね。
保護者ができること
① お子さんがどう考えているか
➠2.どうして点数を取ることが難しい?
② 勉強する状況にあるのか聞く
➠2.どうして点数を取ることが難しい?
③ 勉強するように対策を打つ
➠3.お子さんの点数がわるいとき
④ 段階に合わせて認めてあげる
➠4.どう気持ちを引き出すか
僕は「保護者なら,ときには理不尽に怒ってもいいかな」と思います。
「人格否定や暴力さえなければ」ですよ(汗) お互い様ではないでしょうか。お子さんも,外では言わないような言葉遣いをします。なかなかなことを言いますよね。
そうだとしても
ときにはご友人に「自分が使っている言葉」の確認をしてみてくださいね。ご友人が引いたら即座に訂正です(笑)
いいことではないですけど,家族であれば,お互いに気を遣って関係修復する機会も多い。お子さんとの関係にお困りでしたら,塾講師に相談してください(笑) よく間に入ったものです。
頑張ったこと,成果をしっかり認めてあげたら,基本的にお子さん方は頑張ってくれます。
ただ
2か月おきに,やる気はなくなりますけどね(笑) そのたびそのたびに対策です。そういうものです。
基本スタイルは応援です。テクニカルなことは…,プロにお任せしましょう!
僕は「勉強をやらせる」とか「褒める」とか,何か上の立場から話をするような表現が好きではありません。背中を押し続ける覚悟で指導しています。
少し強めに押すこともありますけどね(笑)
このように考え始めるだけでも,もはや次回のテストの点数は伸びますよ。楽しみでしょう?
いかがでしょう。このブログはお役に立てたでしょうか。
ご質問ある場合は,どうぞコメント欄をご活用ください(^^)
この瞬間にやる気がでてくれたら,明日はきっと頑張れます。そして賢くなっていく。
明日も1日,がんばりましょう!! ご拝読,ありがとうございます。
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