ご注意ください。このブログは,一庶民がつぶやく「たいしたことないブログ」です(笑) もしご共感頂けるようでしたら,最後まで読んでくださいませ。
僕(いとしょー)のプロフィールです
2001年から塾業界に就職。小中等部で校舎担当を17年間勤める。高等部の授業を4年間兼任した後,社会科座長を勤める。エリア長として10校舎を束ねて過去最高の在籍数を出すも降格(笑)
辞意を伝えるも慰留頂き(笑),映像予備校のFC部門へ。半年で校舎担当になり,1年目で100名超,3年で150名校舎となるも実績認められず転職。そして転職失敗(笑) ただ今起業準備中。
2023年2月5日(日)
生徒の学指導歴22年の見地から,心から伝えたいコトをダラダラ書きます。
いやいや
今回の内容はだらっとしていません。けっこう本気のブログです。
先週のとある日,授業中や質問対応をしているときに,偶然ですケド全く違う子から
「知らない」「わからない」
を連発されました。
本人は気軽に言っているんですケド,よくない言葉です。
この程度のことが
どうしてダメなのか,どうして言ってしまうのかをお伝えします。
まず結論
「知らない」「わからない」と言ってしまうなら,絶対に点数は伸びない。
どうして言ったらダメなのか
「弱音を言ったっていいじゃない」というのは…
確かに(笑)です。
構ってほしいな,言ってみたいなと思って言ってだけなら問題はありません。
でもね…
無意識にこの言葉が出るのはよくないです。
- 知らないからしょうがない。僕(私)にはどうしようもない。
- 教えてくれたらできる。教えてくれなきゃ僕(私)にはどうしようもない。
言葉にしてみると「よくない理由」がわかりやすいですね。
できない原因を誰かのせいにしてしまっています。だからまずい。
100人いて,100人が知らないなら仕方ない。80人でも仕方ない。70人なら…?
でも…
50人が知っているなら責任は自分自身にあると考えるべきです。
理由はシンプル。平均的な知識がないということですもの。
平均的な知識であれば,何かしらの手段で知る機会はいくらでもあったはず。それをしなかったし,しなくてもいいと思ったわけだし。
僕に「知らない」「わからない」と言ったのは2人の中学生。一人が中1,もう一人が中3の子です。
中1の子は勉強が好きではない。学校のテストなら平均点をとれるかどうか。模試だと点数が4割にも満たない状況です。
数学の授業で。
円すいの体積を求める公式を教えた後,演習をしていたときです。
当てたら,その子は即答で「わかりません」言いやがったな?(笑)
僕「それじゃ聞くけど半径は?高さは?最後に何かけんの?」
➠ 全部その子は答えられました。
僕「で,難しかったか?」
➠ いえ…
もう一人の中3の子は定期テストの勉強を頑張ってきた子です。英数が好き,理社がイマイチ。定期テストでは点が取れるけど,模試はさほど…
地理の質問対応で。
宗教の分布についてのやりとりです。
「私,宗教について何も知らないです。だからわかりません。」こやつもか…
僕「キリスト教徒はどこでお祈りすんの」
➠ 知りません。
僕「いや知っている。テレビとか会話とか…」
➠ テレビ見ません。親ともそんな会話しません
僕「そんな会話するかい。それじゃ仏教はどこでお祈りすんの」
➠ 知りません。
僕「それじゃお葬式でお経唱えるの誰?」
➠ 坊さんがお寺で…
僕「知ってんじゃん。それじゃキリスト教がお寺でないと判断できるわけだ」
➠ …はい。
2人に共通して言えることは,自分で考えようとしていないコトです。教えてもらうコトが当然と考えています。2人ともメチャいい子なんですよ?
考えようとしない理由なんて人それぞれ。
めんどくさいのか,消極的だからなのか,間違えたくないのか。疲れていたのか。思ってしまうこと自体は問題ないですけどね
こういった子に,
「そうなんだ,これはね…」なんて教えたところで,翌日には「わからない」と言います。だって悪意はなくとも,考えようとしていないもの。
どうして言ってしまうのか
基本的には,反射的な自己防衛と考えます。「知らないから,僕(私)ができないのは仕方ない」です。
「知らない」「わからない」と言う子の気持ちがわからない訳ではありません。意識的に言っているわけではないですもの。
僕も,単純に「SOSを発しているだけ」と考えています。
それでも!
「無意識にできない原因を誰かにしている」ことが問題です。これじゃ,実力はぜったいにつきませんもの。
「教えてもらえばわかるのに」は教えない人のせいにしている。無意識だとしても,これは悪…
だから
「知らない」「わからない」と即答した子はキッチリ話をつき詰めます。
そして
自分で解決しようと考えるコトの大切さを説きますね。
ただ…
保護者とお子さんの関係ではつき詰めない方がいいかな。お子さんは「そうすべきとわかっていても」ふてっちゃうかも(笑)
家族っていうのは,甘えありきでの会話をします。お互い,外では言わないようなことを平気で言い合えますものね(笑)
ご家族が師弟関係のように成り立っているなら大丈夫です(笑) 今どきそんなご家庭はないか
まず調べてみよう。話はそれからだ(笑)
だからこその結論です。
「知らない」「わからない」と言ってしまうなら,絶対に点数は伸びない。
考える気がないなら,教えたところで同じ間違いをするだけです。
なんなら
点数を落として後悔してくれた方がいいくらい。「勉強しているのに点数が伸びない子」の典型的な例ですからね。
学校のワークはやってある。保護者の目から見ても机に向かって勉強している。〇付け×直しまでやっている。それでも点数が取れない…
「×直しが模範解答を赤で書き込んであるだけ」なら,考えたうちに入らないです…
ノート見返して,教科書見て。なんならGoogle先生で調べてみて。100人中50人が知っていることなんぞ,いかようにも調べられる。
おそらく
そのうえで出てくる質問は「一つ上のレベルの疑問」になっているでしょう。理解力が上がるがゆえの質問です。
学習指導を突き詰めている講師が教えるのは考え方です。答えや解き方を教えることはないでしょう。
お子さんは「それで答え(解き方)は何ですか」と聞いてくる。答え(解き方)を教えてもらうと「わかった」と言います。
でもテストになるとできない。理解できていないからです。
だから
「それは自分自身で導きなさい。」と言います。テスト中は自分で解くしかない…
自分で答えまで導けるようになってほしいと思っていますもの。伸びてほしいと心から思っていますもの。
質問するコトはとてもいいコトです。
だからまず先に,「知らない」「わからない」コトを調べてみましょうね。
いかがでしょう。このブログはお役に立てたでしょうか。
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この瞬間にやる気がでてくれたら,明日はきっと頑張れます。そして賢くなっていく。
明日も1日,がんばりましょう!! ご拝読,ありがとうございます。
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